2020-07-04 13:00
社会
ミャンマー国軍最高司令官、武装勢力の背後に「中国の支援」示唆

武装勢力抑圧に向け国際社会に支援要請
ミャンマー国軍の最高司令官であるミン・アウン・フライン(Min Aung Hlaing)氏はロシアの国営テレビチャンネル『Zvezda』のインタビューで、ミャンマー国内の武装勢力の背後には中国の支援があることを示唆し、彼らを抑圧するために国際的な支援を求めた。同最高司令官はインタビューで、武装勢力であるアラカン軍(AA)やアラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)などのテログループが中国製の武器を使用していることに言及。
これらの武装勢力が中国より資金と武器を供給されていると指摘している。
実際2019年11月にミャンマー国軍はタアン民族解放軍(TNLA)から地対空ミサイルを含む大量の武器を押収したが、そのほとんどが中国製だったという。
強い力=中国
ミン・アウン・フライン最高司令官は武装勢力であるテログループが「強い力」により支えられていると明言し、「強い力」は外国の一つであることをほのめかした。具体的にどの国かは述べなかったものの、中国製の武器が多数押収されていることは明かしているため、その「強い力」が中国を指していることは明らかだ。
ミャンマーの上層部が中国を非難するのは珍しいが、以前にも武装勢力と中国とのつながりをほのめかしたことがある。
ミャンマーの武装勢力に武器を供給した記録がないため中国は否定しているが、ミャンマーでは懐疑的な味方が強いという。
(画像はHindustan timeより)
外部リンク
Myanmar calls out China for arming terror groups, asks world to help
https://www.hindustantimes.com/
Myanmar accuses China of arming terror groups, seeks international help to suppress them
https://www.timesnownews.com/
Myanmar continues to speak up against China; holds responsible for Arakan insurgents
https://www.wionews.com/
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