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2013-06-05 22:00
その他
言論の自由を求めヤンゴンでITフォーラム

情報の受信も発信ももっと自由に
軍事政権下で抑圧されていた、活動家などが言論の自由を求めて、6月1日にヤンゴンで、Myanmar Internet Freedom Forumを開催した。会議では、検閲についてや、サイバー法についても議論された。(画像;Ministry of Communications, Posts and Telegraphs)
通信省(Ministry of Communications, Posts and Telegraphs)の、Thaung Tin氏は、
政府が情報網に対する全権限を持っていた時代から、人々の声に耳を傾けられる時代へと移り変わっている。ネット上の自由を求める人たちが守られる状況をどのように作り出すかを検討していきたい。(引用はThe Sun Daily より。同記事はAFP発信)
とし、低価格で多様な情報にアクセスできるインターネット環境の構築についても語った。ミャンマーでは、これまではBBCをはじめ、国内からのアクセスを制限されているメディアグループが存在していた。
ミャンマーでのインターネット普及率はわずか1%とされている。電力供給事情も悪く、通信速度も遅いため、時に一つのページにアクセスするのに15分以上かかることもあるという。その悪環境の中でも、ネットユーザーは増えてきている。
現在も残る様々な障害
制限されているのは情報へのアクセスだけではない。これまでは情報の発信も厳しく制限されてきた。反政府的発言をインターネットなどのデジタルテクノロジーを介して行った場合、懲役15年を求刑される法律もあり、これらは現在でも撤廃の目処が立っていない。実際、ジャーナリストだけでなくブロガーなども、罰せられることも多かった。Thaung Tin 氏は、Google、Yahoo!、Microsoft、Intelなどと話し合いを行っているが、全てが順調に運んでいるわけではない。Microsoftに関しては、これまでのところ、高価なOSライセンスは、国内の経済状況からは手が届くものではなく、海賊版が横行していた。これに対して、現実的な価格で正規版が流通するのであれば、当然正規版を利用する意向があるものの、「現実的な正規版の価格」はいまだ打ち出されていない。
未だ様々な障害を抱えているミャンマーのネット事情だが、今後グローバルスタンダードに近づけることを目標としている。
外部リンク
Ministry of Communications, Posts and Telegraphs
http://mcpt.gov.mm/mcpt/infotech.htm
Facebook ; Myanmar 1st Internet Freedom Forum
https://www.facebook.com/MyanmarIFF/info
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