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2020-06-11 18:00

社会

マレーシア国営企業のペトロナス社、ミャンマーに初めてLNGを輸送

ペトロナス
2回の船済みで19万立方メートルを輸送
マレーシアの石油・ガス供給を行う国営企業であるペトロナス社は、子会社のペトロナスLNG Ltd.(以下、PLL)を通じて、2020年5月と6月に、ミャンマーのヤンゴンへ液化天然ガス(LNG)を初めて輸送したことを発表した。

この2回のLNG輸送は、2020年の初めにPLLとCNTIC VPowerとの間で締結された販売および購入のマスター契約の一部である。契約の一環として、LNG輸送は、本船甲板渡し条件(FOB)ベースで販売され、LNGの総量は19万立方メートルとなる。

ビントゥルとサラワクにあるPLLの複合施設で積み込まれたLNGは、5月7日にCNTIC VPower Global船で運ばれ、6月3日にはGolar Kelvin船で運ばれた。

ペトロナス社のミャンマーガス市場への参入について、PLLのCEOであるAbdul Aziz Othman氏は、次のように述べた。
「CNTIC VPowerに向けた2回のLNG輸送が成功したことは、東南アジア地域におけるLNG需要の増大に関して新しい時代を迎えたと言える。クリーンエネルギーとしてのLNGを導入する最新の国であるミャンマーとともに、ペトロナス社は、我が社の世界クラスの信頼性と、革新的で顧客中心のソリューションを活用して、長期的なパートナーとサプライヤーとなることを楽しみにしている。」(プレスリリースより引用)


ミャンマーの急成長するガス産業に対応
ペトロナス社は、統合されたバリューチェーンソリューションを通し、CNTIC VPower Global船に条件付きの承諾を与えることで輸送を促進した。また、冷却サービスも提供されているビントゥルのターミナル港に入るために、バイローブ型のLNG運搬船として知られている2つの円筒形タンクセクションを含むマルチローブタンクを実現している。

これはペトロナス社が顧客中心主義に注力したことで達成されたもので、同社が独自の要件に対応し、顧客のクリーンエネルギー需要を満たすことが可能となる。

初めてのLNG輸送に加えて、ペトロナス社は、両社の関係を強化するさらなる輸送のために、CNTIC VPowerと協働しており、これは、ミャンマーの急成長するガス産業における地位の向上を促進する。

(画像はPetronasより)


外部リンク

Petronas Press Releases
https://www.petronas.com/

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