2020-06-11 10:00
社会
【ミャンマー】今年に入って落雷による死者が62人に 政府が注意喚起

落雷多発時期の前にすでに多数の被害
ミャンマー救済・復興省(Mnistry of Social Welfare, Relief and Resettlement:MSWRR)は、今年の1月1日から6月6日までの間に、ミャンマーで落雷により計62人が死亡、26人が負傷したことを明らかにした。ミャンマーでは5月中旬から6月末までのモンスーン前、および9月から10月中旬までのモンスーン後期に落雷が頻繁に発生するため、今後さらなる被害が懸念される。
MSWRR防災部門のPhyu Lei Lei Tun氏は、
「5月の最後の週と6月の初めに、多くの州と地域で雷と雷雨が発生するのが一般的だ」(MYANMAT TIMESより)
と述べた上で、「だから誰もがそのための予防策をとるべきだ」(MYANMAT TIMESより)
とつけ加えた。毎年約100人が死亡
落雷は洪水や地滑りとともにミャンマーで最も致命的な自然災害であり、近年では毎年約100人が死亡している。落雷による被害は他の災害よりも破壊的ではないが、落雷による被害は一般に地震や嵐による被害よりも多く、洪水や地滑りによる被害より多い年もあるほどだ。MSWRRの防災部門によると、2019年には落雷で133人が死亡し、52人が負傷したという。
MSWRRは声明で、落雷による死亡は屋外で作業をしたり雨の中を歩いたりしている人だけでなく、川で釣りをしていた人も含まれることに言及。さらに、屋内でラジオや電話を使用していた人も負傷したとして、雷雨の際には屋内にとどまり、テレビや携帯電話などの電化製品を切るよう呼びかけている。
(画像はThe Irrawaddyより)
外部リンク
Lightning Strikes Have Killed 62 in Myanmar This Year
https://www.irrawaddy.com/
Lightning kills 62, injures 26 so far this year in Myanmar
https://www.mmtimes.com/
Lightning strikes kill 36 in first five months of 2020
http://mizzima.com/
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