2020-06-10 13:00
社会
韓国のSKテレコム、ミャンマーのサイバーセキュリティ強化で提携

専門家チームをミャンマーに派遣
韓国最大の携帯電話事業者であるSKテレコム(SK Telecom)は、ミャンマーのサイバーセキュリティの改善を目的とし、同国の国家サイバーセキュリティセンター(National Cyber Security Center:NCSC)と提携したことを発表した。NCSCはミャンマー運輸・通信省(Ministry of Transport and Communications)の管轄下にあり、ハッキングや分散型のDoS攻撃などのサイバー脅威から国家情報を保護する任務を負っている。
SKテレコムは今回の提携に基づき、NCSCのセキュリティオペレーションセンターの設計および設立に関するコンサルティングサービスを提供するために、7月末までにサイバーセキュリティの専門家チームをミャンマーに派遣するという。
専門知識とノウハウを共有
派遣される専門家チームはSKテレコムの「スマートガード(Smart Guard)」ソリューションを使用して、NCSCが持つ既存のサイバーセキュリティインフラストラクチャのセキュリティ脆弱性を診断。ICTインフラストラクチャセキュリティ管理におけるSKテレコムの専門知識とノウハウを共有して、迅速かつ効率的な対応を可能にするという。
また、NCSCの環境に合わせてソリューションを最適化した後、Igloo Securityという韓国のセキュリティ会社が開発したセキュリティソリューション「Security Information & Event Management:SIEM」も提供する予定だ。
NCSCのディレクターであるKo Ye Naing Moe氏は、
「我々はSKテレコムと緊密に連携し、ミャンマーの国家情報および情報リソースをより適切に保護する」(プレスリリースより)
と述べている。(画像はプレスリリースより)
外部リンク
SKテレコム
https://www.sktelecom.com/
SKテレコムのプレスリリース
https://www.sktelecom.com/en/press/
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