ミャンマーニュース

P＆Gはクリントン・グローバル・イニシアチブ財団と共同で、ミャンマーの女性と子どもたちの命を守り、今後も発展を継続するために、2020年までに毎年20億リットルのミネラルウォーターを提供すると発表した。2020年までの総量は60億リットルに達する見込み。衛生環境の向上と、母親と子どもの健康を推進できる体勢を構築することを目指している。
今回の協定は、とりわけ特にミャンマーには大きな効果をもたらすと考えられている。同国ではたびたびサイクロンや洪水、地震などの自然災害が発生するが、災害のたびに飲料水が不足するだけでなく、人々が下痢にかかる恐れが大きく増加する。今回の協定はこうした不衛生な水による死を大幅に減少させることが期待されている。

P＆GのDr. Greg Allgood氏は「P＆Gはミャンマーの将来に投資することに大きく期待している。今回のプログラムを通じて、ミャンマーの国中にP＆Gの衛生的な水を提供していきたいと考えている。より健康的で発展するミャンマーに対する、この社会的投資は常にひとりひとりの生命を守るというP＆Gのグローバルな取り組みの一環だ」と話している。

また、今回の協定の締結とは別に、P＆GはUSAIDと共同で、母子の健康を推進するプログラムを発表した。同プログラムは、今後2年間で、少なくとも2億リットルのミネラルウォーターの提供することとしている。

ミャンマー駐在アメリカ合衆国大使のDerek J Mitchell氏は「官民の連携で子どもたちの予防できる死を終わらせること、また、子どもたちの命を守るプログラムを継続することは非常にすばらしい」と話している。また、USAIDミャンマーのChris Milligan氏は「このプログラムがアメリカ合衆国の今後も継続するミャンマーの人々の生活を向上させる、というコミットメントのもとにある」とした上で、「合衆国の資源や専門家、大学やさまざまな民間部門がミャンマーの開発・発展のニーズに取り組みたいと考えている」と話している。

P＆Gはこれまでも発展途上国に対して、10年以上にわたってミネラルウォーターを提供してきている。

外部リンク

P＆G プレスリリース（英語）
http://news.pg.com/press-release/