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2020-05-12 10:00

社会

ミャンマー国軍、COVID-19で停戦を宣言

停戦
5月10日から8月31日までの約4ヶ月
ミャンマー国軍最高司令官事務所は5月9日に声明を発表し、世界的に大流行している新型コロナウイルス(COVID-19)の封じ込めと同国の恒久的な平和のために、約4ヶ月の停戦を宣言した。

ミャンマーでは国軍と反政府勢力である民族武装グループとの戦闘が続いていたが、国連などの国際社会から世界がCOVID-19の大流行に直面していることを理由に、武力紛争を停止するよう要請されていた。

声明によると、停戦は5月10日から8月31日までの約4ヶ月で、国軍最高司令官が定めた6つの平和原則のうち、「和平合意へ取り組むこと」「和平協定から不当な利益を得るのを控えること」「地域住民に負担をかけないこと」「既存の法律の厳格な遵守すること」の4つに従うよう促している。

民族武装グループへの責任に言及
声明ではさらに、民族武装グループが自身を制御し、互いに争うことを避け、地元住民を抑圧しないように要請するとともに、地元住民への責任を負う必要性にも言及。

加えて、国家のさまざまなレベルの行政機構に対する有害な行為、人々の安全で円滑な交通と生活、財産、利益を害する行為を回避する必要性と責任についても取り上げている。

また、民族武装グループがこれらに反した場合、国軍が必要な措置を講ずることもつけ加えた。

なお、いくつかの民族武装グループは4月初めに停戦を宣言したが、国軍はこの停戦を拒否していた。

(画像はミャンマー国軍最高司令官事務所より)


外部リンク

ミャンマー国軍最高司令官事務所
http://cincds.gov.mm/

ミャンマー国軍最高司令官事務所のプレスリリース
http://cincds.gov.mm/node/

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