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2020-05-05 05:30

社会

堀場製作所、ヤンゴン市下水処理場管理・保全能力向上プロジェクトの事業終了

堀場製作所
ミャンマー下水処理場の維持管理能力向上に貢献
株式会社堀場製作所は、株式会社堀場アドバンスドテクノとともに参画していた「ヤンゴン市下水処理場管理・保全能力向上プロジェクト」の事業終了について報告した。

このプロジェクトは、独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)の「草の根技術協力事業」の1つで、ヤンゴン市都市開発委員会(以下、YCDC)が管轄しているヤンゴン市下水処理場の適正な水質管理や維持管理、排水事業者への適切な規制指導を行い、下水処理場の維持管理能力向上を目指すものです。

同社グループは、他の団体とともに技術指導員を現地へ派遣し、YCDCスタッフを育成してきた。

2020年2月20日と21日にヤンゴン市にて行われたJICAによる事業評価では、YCDCスタッフがプロジェクトで供与された水質計測器を使いこなし、主体的にデータ取得および排水処理事業者への排水規制指導が行えるようになった点が評価された。

また、2月25日に行われたクロージングセミナーでは、事業終了後も下水処理場の維持管理能力を維持させるためにYCDCスタッフと議論を重ねて作り上げたマニュアルがヤンゴン市に贈呈された。

ヤンゴン市では今後円借款により、既存の下水処理場に代わって、大規模な最新下水処理方法を採用した下水処理場が整備される予定であり、同社ではYCDCへの継続的な技術支援の展開を目指していく。

水質計測器も寄贈
YCDCは、ヤンゴン市内の生活および水環境の改善に向け下水道施設の拡張・整備を実施、それに伴い、下水処理場への流入水量が増え水質が変化した。

そして、YCDCは2014年に下水処理場へ水質試験室を設立したが、人材育成、各種水質データの連続取得や、流入水質および処理水質の評価手法の向上が課題となっていた。

こうした状況から、堀場製作所グループでは、2018年3月から「ヤンゴン市下水処理場管理・保全能力向上プロジェクト」に参画。

2019年2月5日には、このプロジェクトの中間成果を報告する中間報告セミナーを開催し、同社グループの水質計測器を寄贈した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社堀場製作所
https://www.horiba.com/

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