ミャンマーニュース

ベルギー出身のRoland Kobia氏は、この夏にEU（ヨーロッパ連合）初のミャンマー大使となる見込みだ。
代表部は、首都のネピドーではなく、商業の中心地たるヤンゴンに位置し、数名のスタッフが配置される。これまでは外交官や他の地区の大使が担っていた役割も代表部に集約される。

EUの外務大臣を務めるCatherine Ashton氏は「ミャンマーにEUの代表部がおかれることを喜んでいる。Roland Kobia氏の能力と専門性はEUの外交における重要な財産であり、今後の新しい役割における活躍を期待している」と話している。

EUは、ミャンマーにおける2011年の独裁政権の終えん以来、同国の強い改革を実行するという決意と、より開かれた社会を確立するための重要な条件が実現されていたことにもとづき、2012年の4月から代表部をおいている。大使の派遣は2013年の1月に決定された。また、同国の継続的な政治改革を認め、2013年の4月には武器の輸出禁止をのぞく、すべての規制を撤廃した。

EUは今後、相互の投資協定の実現可能性に注目し、さらに発展のための援助を実施するとしている。また、同国で続く民族間の紛争への対処も助ける他、警察制度の改革についても研究を進めるという。

外部リンク

EU - Myanmar （英語）
http://eeas.europa.eu/myanmar/index_en.htm

プレスリリース （英語）
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_Data/