2020-05-04 00:00
社会
ミャンマー武装勢力、救援物資輸送のWFPの車列を攻撃

攻撃したAAは逃走
ミャンマー情報省によると、チン州地方政府、世界食糧計画(World Food Programme:WFP)、国軍から同州パレトワ郡区(Paletwa township)の住民へ寄付される救援物資を輸送していた車列が4月29日、同国でテロリスト集団と指定されている武装勢力のアラカン軍(AA)に攻撃されたという。救援物資を輸送していたWFPの大型トラック5台は、31台の商用車に先導され、治安部隊と交通治安部隊に護衛されていたが、同郡区にあるサミ(Sami)という町の近くでAAに銃撃された。
なお、治安部隊の攻撃の後、AAは現場から逃走している。
WFPの運転手が負傷
この銃撃により、WFPの運転手はフロントガラスの破片で顔を負傷し、治安部隊の軍医による治療を受けている。また、銃撃を受けた際、車の燃料タンクも損傷し、残りのトラックも一部が破損したという。救援物資は30日午後4時、治安部隊によりパレトワの地方軍事指揮区域に到着。国軍最高司令官オフィスの報告によると、救援物資は地元の住民に配布された。
ミャンマーでは21日に新型コロナウイルスの検体を搬送中の国際保健機関(WHO)の車両が攻撃され、運転手が死亡している。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/
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