2020-04-11 22:00
社会
ミャンマーで新型コロナ死者が3人に 感染者は22人:8日時点

2人目は医療機関で働く妻から感染
ミャンマー当局は4月8日、47歳の男性と63歳の女性が新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)で死亡したことを明らかにした。同国では、3月31日に鼻腔がんの治療でオーストラリアを訪れていた69歳の男性がヤンゴンの病院で死亡しているため、これで死者は3人となる。死亡した47歳の男性はバゴー地方域Pauk Khaung郡区の行政官で、死因はCOVID-19による敗血症を伴う呼吸不全だった。
ヤンゴンの国際医療センターで働く同氏の妻が最初に感染し、夫へ感染したと見られている。また、同夫婦の8歳の娘、10歳の息子、18歳の姪も感染が確認されたという。
3人目は糖尿病患者
死亡した63歳の女性は3月15日にドバイから戻った息子をヤンゴン国際空港へ迎えに行った後に高熱と疲労を訴え、翌日入院。当初、息子が海外から帰国したことを病院側に伝えていなかったという。この女性はCOVID-19による敗血症、重度の肺炎、サイトカインストームを伴う心原性ショックで死亡。サイトカインストームとは、感染症や薬剤投与などにより血中サイトカインが異常に上昇して起こる致死的な免疫反応のことである。なお、同女性は糖尿病を患っていた。
ミャンマーのCOVID-19感染者は4月8日時点で22人、生存している19人の患者全員が安定した状態だという。
(画像はAnadolu Agencyより)
外部リンク
Myanmar confirms 3rd death from coronavirus
https://www.aa.com.tr/
COVID-19 deaths in Myanmar rise to 3
https://www.mmtimes.com/
Myanmar Reports Two More COVID-19 Deaths, Taking Toll to Three
https://www.irrawaddy.com/
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