2020-04-15 19:00
社会
豊田通商、ミャンマーのセダウジ水力発電所の改修プロジェクトを受注

主要機器と水門の改修など
豊田通商株式会社は、ミャンマーの電力エネルギー省電力発電公社から、セダウジ水力発電所の改修プロジェクトを受注した。この注文は、日本政府が独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じて実施する有償資金協力によって資金供与されるので、受注額は約43億円である。
プロジェクトでは、セダウジ水力発電所における水車・発電機などの主要機器、および水門の改修を実施し、また、改修工事に関する技術指導も行う。
水車と制御装置は東芝エネルギーシステムズ株式会社、発電機は株式会社明電舎、水門の関連機器は日立造船株式会社が請け負う。完工は2024年2月の予定。
電力供給の安定化を通じてミャンマーの発展に貢献
ミャンマーでは経済成長により電力需要が高まり、供給力確保が急務となっている。このため、発電所の新設とともに、設備の老朽化により出力低下が発生している既存発電所の改修が必要となっている。今回、改修を実施するセダウジ水力発電所は、ミャンマー第2の都市であるマンダレーの北東約100キロメートルにあり、年間発電量は130GWhでマンダレーの電力需要の約10~15%を賄っている。
同発電所は1989年に運転開始後、一度も改修されないまま30年以上にわたって使用されており、主要機器の劣化と損傷が課題となっていたが、この改修によりセダウジ水力発電所の出力が回復し、今後も安定的に電源として使用することが可能となる。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
豊田通商株式会社
https://www.toyota-tsusho.com/
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