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2020-03-09 19:00

社会

武力紛争時の子どもに対する重大な暴力を防止する委員会の調整会議を開催

国連
効果的な法的措置をとるためのメカニズムを開発
3月5日、武力紛争時の子どもに対する重大な暴力を防止する委員会は、ネピドーにある社会福祉救済復興省において、国連の国別タスクフォース(UNCTFMR)との調整会議を開催した。

委員長でもあるウィン・ミャ・エー社会福祉救済復興省大臣は、「2019年にミャンマーは子どもの権利法を制定し、法律に従って武力紛争時の子どもたちを保護するために設立された。」と述べた。

委員会は、国際連合児童基金(ユニセフ・UNICEF)、国際連合開発計画(UNDP)、UNCTFMRとの調整を含む、委員会の10のタスクに従って、武力紛争における民間人の安全に焦点を置いている。そして、暴力を防止するための委員会は、立ち上げた作業部会とコアグループとの会議を開催した。

大臣は、「国連事務総長の報告により、ミャンマーは、この問題について国際社会との協力強化を推進し、調整会議がミャンマーへの圧力を緩和することができる。」と述べた。

またUNCTFMRのJune Kunugi議長は、作業計画に関する委員会の報告書、社会福祉救済復興省や国防省、内務省、その他関係省庁への感謝の意を表した。

さらにウィン・ミャ・エー大臣は、国連安全保障理事会の規定に従って重大な暴力を監視して特定するUNCTFMRの責任について説明し、子どもたちを保護して、兵士として利用することを防ぎ、効果的な法的措置をとるためのメカニズムを開発することに向けた提案を行った。

子どもに対する6つの侵害行為防止を目指す
政府は、国連により採択された学校保護宣言の下で学校を守ることに責任があると提言し、今後のパンロン会議の際に議論のトピックとなるべきであると言及した。

UNCTFMRの議長はまた、子どもの兵士を排除することに対するミャンマーへの評判を認識し、この問題おいて、ミャンマー政府と調整する準備ができていると述べた。

そして、委員会の事務局長であるリハビリテーション局のWin Naing Tun局長が委員会の作業について報告し、その後、武力紛争時における子どもの性的虐待の深刻なリスクを防ぐための国家作業計画実施に関して、参加者と議論した。

2005年に採択された国連安保理決議1612号では、武力紛争時における子どもに対する侵害行為として、「子どもに対する殺害及び傷害行為」、「子ども兵の徴集と利用」、「子どもに対するレイプ、及びその他の性的暴力」、「学校や病院に対する攻撃や脅かす行為」、「子どもたちの拉致及び誘拐」、「子どもたちに対する人道的アクセスの妨害や拒否」という6つの行為が挙げられている。

武力紛争の子どもに対する重大な暴力を防止するための委員会は、これらの違反を防止するために2019年1月7日に設立された。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/6/03/2020/id-21061

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