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2020-03-04 21:00

社会

ミャンマー特別経済区中央委員会、初の会合を開催

経済特区
ティラワSEZが発展、他2つもプロジェクト進行中
ミャンマー特別経済区中央委員会は、2月28日、ネピドーの商業省で初めての会議を開催し、国内の特別経済区の実施を加速するための施策について議論した。

会議の冒頭、委員長であるヘンリー・ヴァン・ティオ副大統領が挨拶をした。

挨拶の中で、副大統領は、国の経済発展のためには特別経済区が重要な役割を果たすことを強調し、SEZの成功に関係するすべての省庁が協力することを求めた。

3つの経済特区のうち、ティラワSEZは残りの2の特区よりもはるかに先んじており、ゾーンAとゾーンBが完成してセクターごとに運営されている。

ティラワSEZにはこれまでに約114社が進出し、投資総額は19億2,000万ドルである。そのうち、80を超える工場が操業しており、その結果ティラワSEZはさらに発展している。

副大統領は、「チャウピューSEZに関して、SEZの深海港プロジェクトの入札に勝ったCITICと2018年11月に枠組み協定の署名を行った。」と述べた。

両者は2020年1月に利権契約と株主契約を締結し、環境・社会影響評価調査、および地質状況に関するGT調査を実施することが計画されている。

副大統領は、チャウピューSEZの担当者に対して、このSEZの実施において、ティラワSEZの経験を最大限に活用するように要請した。

ミャンマーは、ミャンマー・中国経済回廊協力プロジェクトに署名しており、ミャンマー・中国経済回廊プロジェクトを含めた深海港プロジェクトが成功した場合、それは両者にとって利益となる。

雇用機会を創成し国の発展に寄与
また、副大統領は、「ダウェイSEZの実施に関して、建設中であるダウェイSEZとティーキーを結ぶ2車線道路は、プロジェクトの進展としてみなすことができる。」と言及した。

建設省は、タイ政府から借款した45億バーツで道路を建設している。ミャンマーとタイは、委託事項(TOR)を交渉中で、地上調査作業は終了、さらに詳細プロジェクト報告書(DPR)についても交渉中である。

副大統領は次のように続けた。
「経済特区は、人々の雇用機会を創成して、国の発展において重要な役割を果たしていることから、経済特区の成功のために協力して努力するべきである。一方で、関係省庁は相互に調整して、ミャンマーへの投資に自信が持てるように、規則や規制に従って外国の投資家にサービスを提供しなければならない。我々が保証を与えた場合にのみ、投資がミャンマーに流れる。でなければ、我々が得るべき利益はない。」(プレスリリースより引用)

その後、中央委員会の書記であり、作業部会の会長である商務省のタン・ミン大臣は、経済特区の現状と、中央作業部会の事業について詳細な説明を行った。

そして、ティラワおよびチャウピューSEZ管理委員会委員長であるSet Aung副大臣と、ダウェイSEZ管理委員会委員長であるTun Naing博士が特区の実施状況について述べ、次に、ヤンゴン地域政府のピョー・ミン・テイン首相がヤンゴン経済特区の計画について議論した。

さらに、ダウェイSEZと関連プロジェクトの開発のためのミャンマー・タイ合同調整委員会の事務局長であるU Aung Soe氏は、ミャンマー・タイ合同タスクフォース、およびミャンマー・タイ・日本会議の結果について議論した。

議論を聞き、ヘンリー・ヴァン・ティオ副大統領は、改革を続け、規則と規制が国際基準を満たすことを保証する必要性を強調した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/29/02/2020/id-21001

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