2020-03-05 09:00
社会
ミャンマーがクルーズ船の入港許可を取り消し、COVID-19の影響で

COVID-19が確認された国に停泊
ミャンマー政府は3月2日、4日間のヤンゴンへの下船を予定していたクルーズ船の入港許可を取り消した。入港が予定されていたのは、バハマに本拠を置くシルバー・シー・クルーズ(Silver Sea Cruises)が運営するシルバー・スピリット(Silver Spirit)だ。
保健スポーツ省のKhin Khin Gyi副局長は、1日遅くに首都ネピドーで開催された緊急会議で決定が下されたことを明らかにした上で、
「主な理由は、コロナウイルス(COVID-19)の症例が確認された国にクルーズ船が停船したためだ」(AAより)
と述べている。22ヶ国485人の観光客と350人以上の乗組員を乗せたこのクルーズ船は最後にタイのリゾート島プーケットに停泊し、4日にヤンゴンのティラワ港多目的ターミナルに到着する予定だったという。
水際対策強化と集会自粛
ヤンゴンに停泊する予定であったシルバー・スピリットの乗客にCOVID-19の症状を示す人がいるかどうかは不明だ。だが、たとえ症状を示していなかったとしても、ヤンゴン到着後に症状が出る可能性はある。ミャンマーでは現在までにCOVID-19の症例が確認されていないため、事態が悪化して国民に影響を及ぼすことを懸念。政府は水際対策を強化するだけでなく、国民に集会等を避けるよう求めている。
また、国軍も3月下旬に予定されていた年次パレードをキャンセルした。
(画像はMYANMAR TIMESより)
外部リンク
Myanmar turns away cruise ship over coronavirus fears
https://www.reuters.com/
In about-turn, Myanmar cancels cruise ship visit
https://www.mmtimes.com/
Coronavirus: Myanmar bars entry of cruise ship
https://www.aa.com.tr/
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