2020-02-18 11:00
社会
ミャンマー・マンダレー病院、新型コロナウイルスに対する予防措置を加速

多くの中国人が暮らすマンダレー
ミャンマー情報省によると、新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)の制御と予防の準備作業を加速するため、2月15日にマンダレー病院で調整会議が開かれたという。Myint Htwe保健・スポーツ大臣は会議で、医療従事者がどのように予防措置を講ずるべきかを説明。さらに、
「多くの中国人がマンダレーとその近隣の町に住んでいるので、我々は絶えず監視を続けるべきだ」(プレスリリースより)
とつけ加えた。また、同大臣は一部の入院患者が現在マンダレー地域の公立および私立病院の両方で監視および治療を受けていることを指摘。一部の患者が臨床検査で陽性と確認された場合、または深刻な症例がある場合は、臨床管理指令に沿った質の高い治療を提供する必要があることに言及した。
明確で簡潔な情報とデータの開示が重要
Myint Htwe保健・スポーツ大臣はマンダレー地域のすべての保健当局に対し、公衆衛生、医療サービス、社会、経済、貿易など複数の視点に沿って実施作業をすすめることを指示。特に、空路でマンダレー地域に入る中国人に対して、中国語を使用した制御と予防措置を加速する必要があるとの見解を示した。
すでに中国語の健康情報リーフレットは中国との国境で配布されており、マンダレー地域の人々もCOVID-19についての情報を得ているという。
不正確なニュースやうわさによる恐怖やパニックを避けるためにも、明確で簡潔な情報とデータの開示が重要であることを強調した。
なお、2月17日時点で、ミャンマー国内でのCOVID-19感染は確認されていない。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/
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