ミャンマーニュース

ミャンマーを訪問中の中国の習近平国家主席とミャンマー政府は1月18日、同氏が提唱する「一帯一路（Belt and Road Initiative）」構想を加速するために、主要プロジェクトとなる33の協定に署名。未来を共有するコミュニティを構築することで合意し、二国間関係の新時代が幕開けとなった。

同日にミャンマーと中国が発表した共同声明によると、協定合意は一帯一路構想を共同で構築する枠組みの中で、「中国-ミャンマー経済回廊（CMEC）」を実質的な計画にする重要な一歩を示しているという。

CMECの建設を促進する上で重要となる中国南西部とインド洋を結ぶチャウピュ港への鉄道や高速道路などのインフラプロジェクトを強化。

また、国境の経済特区やヤンゴンの新しい都市プロジェクトなどでも合意した。

専門家は、相互の尊敬と信頼ならびに両国の経済発展への焦点は、二国間協力をより高いレベルに引き上げることになると分析している。

ミャンマーはイスラム系少数民族のロヒンギャ問題で国際社会から厳しく非難され、国際司法裁判所（ICJ）は23日に暫定措置に関する最終決定を下すことを明らかにしている。

しかし、国連が「大量虐殺の意図」で実行したと結論づけたミャンマー国軍の軍事弾圧に関して、中国は一貫してミャンマーを擁護。

ミャンマーの事実上のリーダーであるアウンサンスーチー国家顧問は、習国家主席の歓迎式典で中国が重要な同盟国であることに言及した上で、と語っている。

（画像はFrontier MYANMARより）

外部リンク

Myanmar, China ink deals to accelerate Belt and Road as Xi courts an isolated Suu Kyi
https://www.reuters.com/

Xi’s visit brings China-Myanmar ties to new era
https://www.globaltimes.cn/

China and Myanmar ink dozens of infrastructure and trade deals
https://frontiermyanmar.net/