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2020-01-17 10:00

社会

ICJがロヒンギャ迫害で23日に判断、暫定措置の行方は?

ICJ
ガンビアが迫害停止の暫定措置を要求
オランダのハーグに本部を置く国際司法裁判所(International Court of Justice:ICJ)は1月15日、イスラム系少数民族ロヒンギャへの迫害がジェノサイド(集団虐殺)条約に違反するとしてミャンマー政府が提訴された問題で、23日に仮保全措置(暫定措置)に関する最終決定を下すことを発表した。

ICJへの提訴は2019年11月11日、57ヵ国のイスラム協力機構(Organisation of Islamic Cooperation)を代表してガンビア共和国が行い、迫害停止の暫定措置などを求めている。

12月10日から13日にはICJで聴聞会が開かれ、ミャンマーの事実上のリーダーであるアウンサンスーチー国家顧問を代表とする弁護団が出廷。ICJにガンビアの提訴を棄却すべきとの見解を示した。

ライブおよびオンデマンドでストリーミング配信
ICJは暫定措置の最終決定にあたり、23日午前10時にアブドゥルカウィ・アハメド・ユスフ裁判所庁が裁判所の決定を読み上げることを明らかにしている。

また、国際社会の注目度が高いことから、ICJのウェブサイトおよび国連のオンラインテレビチャンネルであるUN Web TVで、英語とフランス語によるライブおよびオンデマンドでストリーミング配信されるという。

国際法廷の前に自国の司法制度で裁く機会が与えられるべきだと訴えたスーチー国家顧問の言葉は届いたのだろうか。

(画像はICJより)


外部リンク

国際司法裁判所(ICJ)
https://www.icj-cij.org/

国際司法裁判所(ICJ)のプレスリリース
https://www.icj-cij.org/pdf
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