ミャンマーニュース

ミャンマーの反政府勢力であるアラカン軍（Arakan Army：AA）は1月21日、11月に拘束した国民民主連盟（NLD）のチン州議会議員のWhei Tin氏を79日ぶりに解放した。

同氏は昨年11月3日、首都ネピドーの議会に向かう途中、チン州パレトワ郡区（Paletwa township）のカラダン川（Kaladan River）の旅客フェリーで他の民間人9人とともに拘束された。

翌4日には一緒に拘束されたインド人4人、翻訳者2人、ボート乗組員2人を、拘束後に死亡したインド人の遺体とともに解放。しかし、Whei Tin議員はチン州での民族紛争を助長している国軍の情報提供者とみなして解放しなかった。

AAは声明の中でWhei Tin議員の解放理由を、と述べている。

ラカイン仏教徒であるAAは、州の自治権を強化するためラカイン州北部で国軍と戦闘を続け、戦闘は隣接するチン州のパレトワまで及んでいた。

AAと国軍は、敵を支援していると思われる民間人と地方政府の議員らを日常的に拘束・尋問している。

なお、AAはAAとの関係が疑われて国軍に拘束された人々の解放を引き換え条件に出したが、国軍は応じなかったという。

（画像はThe Irrawaddyより）

外部リンク

Arakan Army Releases Myanmar MP Held Since November
https://www.irrawaddy.com/

Myanmar's Arakan Army frees Chin State MP after three months
https://www.mmtimes.com/

Arakan Army Releases Detained Chin Lawmaker Amid Hostilities in Myanmar’s Rakhine
https://www.rfa.org/