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2019-12-18 03:00

社会

難民を助ける会が「NGO Forum」と協力 女性や子供が安心できる場所を提供

ロヒンギャ
難民を助ける会、CFS&WFSを各2施設運営
難民を助ける会(以下、AAR)が、コックスバザールにおいて難民の女性や子供が安心できる場所を提供していると、12月13日に発表した。

2017年8月、ミャンマーのラカイン州で起きた武力衝突によって、ロヒンギャの多くが難民としてバングラデシュのコックスバザールに流入。現在も多くの人がプライバシーの確保がされない環境下などで、厳しい生活を送っている。

そこで、難民を助ける会は現地団体の「NGO Forum」と協力し、子供のためのフレンドリースペース(CFS)、女性のためのフレンドリースペース(WFS)を、各2施設運営している。

安全・衛生に関する啓発セッションなどを実施
CFSでは、絵や劇、図画工作などのレクリエーション活動のほか、ビルマ語、英語、算数のノンフォーマル教育などを実施。また、WFSでは、安全・衛生に関する啓発セッションに加え、性差に基づく暴力のカウンセリングなども行う。

難民を助ける会によれば、文化及び宗教的な観点から、WFSには男性から疑念を持たれることもあり、女性が通うこと自体が困難になることもあったが、地道に理解を広げる活動を進め、そういった考えなども減少傾向にあるとしている。

ロヒンギャ難民はいまだに帰還への見通しが立っておらず、難民キャンプでの生活が長期化することも予想される。そのため、難民を助ける会は今後も、女性や子供が尊厳を持って暮らせるよう支援を続けていく方針だ。

(画像は難民を助ける会 ホームページより)


外部リンク

難民を助ける会 活動ニュース
https://www.aarjapan.gr.jp/

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