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2019-12-03 19:00

社会

全国送電網の拡充に向け、ヤンゴン地域に3つの変電所がオープン

電力
2030年までに全国に電力を供給
電力・エネルギー省傘下のヤンゴン配電公社によって、ヤンゴン地域モビ郡区にTatkyigon変電所、Okekan町にKyuntawkon変電所、Aphyauk町にAphyauk変電所が建設され、11月29日に開所式が行われた。

式典で、Win Khaing電力・エネルギー省大臣は、「変電所は、全国の送電網が国全体の電力の50%を供給することを目指して開設された。」と述べた。

電力・エネルギー省の改革により、全国送電網が国の電力の34%しか供給していなかったところ、水力、天然ガス、太陽光など様々なエネルギー源による発電を904メガワットまで増加し、送電も230KVから500KVまで拡大された。

そして、送配電システムには、19,600マイルを超える230KV、132KV、66KV、33KV、11KV、および400Vの送電線が敷設され、2016年以降12,636 MVAの変電所が建設された。さらに、電力システムを拡張することにより、地方電化の勢いが増し、現在368の町と16,941を超える村に電力が届いている。

2021-2022年には国の55%、2025-2026年には国の75%に電力供給と配電を増やす予定であり、目標は2030年までに全国に電力を供給し配電することである。

LNG発電所など3つの発電所が建設中
世界銀行から融資の支援を受けた国家電力供給プロジェクトでは、最初のステップとして全国送電網から2マイル以内の村に対する電力供給に加えて、ヤンゴン地域のすべての村が2020年末までに電化されるように準備している。

現時点では、発電所は全国送電網システムに約3,789メガワットの電力を供給しているが、ヤンゴン地域の最高利用率は電力供給の半分近くとなる約1,548メガワットであった。

ヤンゴン地域の増加する需要を満たすために、151メガワットのアロン複合サイクル発電所プロジェクト、350メガワットのシリアムLNG発電所プロジェクト、および400メガワットのタケタLNG発電所が建設中であり、2020年5月頃までに完成する計画である。

人々の社会経済的生活発展を目指す
42,668世帯のモビ郡区に対して3つの変電所を開設したことにより、14の村の1,520世帯が安定した電力供給を受けることができる。同様に、19,597世帯のOkekan町では、51の村の3,803世帯、8,871世帯のAphyauk町では、2つの村の254世帯が安定した電力供給を得ることができる。

このために、政府は28億9,000万チャットの費用をかけており、3つの変電所を介して、近郊の都市部と農村部への電力供給を増やし、人々に利益を与えるとともに社会経済的な生活を発展させている。

より多くの変電所を設置することで、近郊の都市部と農村部への安定した電力供給が可能となり、送電のロスが削減される。電気は人々の社会経済的生活発展の基盤であり、政府は、国がより多くの電力を得て利用することを優先している。

Win Khaing電力・エネルギー省大臣は、「これにより、経済・教育・健康・社会部門のあらゆる面における発展がもたらされるので、国全体が協力し、この目的の達成に向けて支援することが求められる。」と述べた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/30/11/2019/id-19976

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