ミャンマーニュース

ミャンマー北部シャン州にある人気のハイキング地域で、埋め込まれた地雷の上をバイクで通過したドイツ人観光客が死亡。また、バイクの後ろを歩いていたアルゼンチン人女性もわずかに負傷した。

地雷爆発に対応した地元のボランティア救助グループのWithout Bordersによると、2人は同州Hsipaw郡区の西約25キロのPan Nyaung村とKun Hauk村の間をオートバイで移動していたという。

しかし小道がでこぼこであっため、女性はバイクから降りて後ろを歩いていた。

Without BordersのKo Myo氏は、と述べた上で、女性がショック状態に陥っていたことを付け加えている。

なお、女性は病院に搬送されたが、すでに退院しているという。

観光客2人が旅行していたエリアは、様々な武装勢力とミャンマー国軍が戦闘を繰り広げている。Hsipaw郡区とKyaukme郡区周辺への旅行は制限されているが、風光明媚なこのエリアの小道は外国人をひきつけている。

地雷爆発事故が発生した数日前に、2019年地雷監視レポート（2019 Landmine Monitor Report）が発表されており、その中で過去1年間に対人地雷の使用が記録された国は世界でミャンマーのみと報告されていた。

車両に対して使用するために設計された対戦車地雷とは対照的に、対人地雷は人間を対象として設計されているという。

ミャンマーでは長い間、様々な武装勢力が国軍と戦闘を続けているが、両者ともに地雷を使用。2016年にも外国人観光客2人が近くの町で地雷爆発による破片で負傷している。

（画像はeuronews.より）

外部リンク

German Tourist Killed by Landmine in Myanmar’s Shan State
https://www.irrawaddy.com/

German tourist killed by landmine in Myanmar
https://www.dw.com/

German tourist killed in suspected landmine blast during hike in northern Myanmar
https://www.euronews.com/