2019-12-01 12:00
経済
ミャンマー、外資保険11社に市場を開放
5社が全額出資で現地法人を設立
ミャンマー金融規制局(Financial Regulatory Department)は11月28日、外資系保険会社11社に対して営業免許を交付した。免許を交付された11社のうち5社が全額出資で現地法人を設立した保険会社で、日本の第一生命も含まれている。他4社は、英国のプルデンシャル生命保険、香港のAIA、米国のChubb損害保険、カナダのマニュライフ生命保険だ。
ミャンマーが完全子会社となる外資系生命保険会社に営業免許を交付したのは今回が初めてとなる。
なお、免許が交付された5社は、4月に暫定免許が交付されていた。
6社が現地企業と合弁会社を設立
免許を交付された11社のうち6社は現地企業と合弁会社を設立し、その内訳は生命保険が3社、損害保険が3社となっている。生命保険会社は日本生命保険、太陽生命保険、タイ生命保険の3社で、損害保険は損害保険ジャパン日本興亜、東京海上日動火災、三井住友海上保険の3社だ。
ミャンマーの保険市場は歴史的に国営企業により独占されていたが、2013年に国内の民間事業者に開放され、現在では11社が営業。また、ヤンゴンには10を超える外国の保険会社が駐在員事務所を設立している。
三井住友海上グループと合弁会社を設立した地元の保険会社IKBZ Insuranceは7月、人口の4%未満が何らかの保険に加入していることを示すレポートを発表。同報告書によると、今後10年で市場が莫大に成長する可能性があるという。
(画像はMYANMAR TIMESより)
外部リンク
Myanmar awards insurance licences to five foreign providers, six joint ventures
https://www.mmtimes.com/
Myanmar opens market to foreign insurers
https://www.internationalinvestment.net/
Myanmar Opens Doors to Foreign Insurers
https://www.finews.asia/
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