2020-09-03 13:30
社会
Facebook、ミャンマー総選挙に先立ち「ヘイトスピーチ」の検出を強化

フェイクニュースやうわさを検出・削除
世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービスの「Facebook」を運営するFacebook, Inc.は9月1日、11月8日にミャンマーで行われる総選挙に先立ち、暴力をあおるヘイトスピーチやコンテンツの検出・削除を改善し、フェイクニュースの拡散を防ぐよう強化することを明らかにした。Facebookによると、地元のパートナーと協力して現在から11月22日まで、選挙プロセスを損なう可能性があると評価されたり投票を抑制したりした場合、検証可能なフェイクニュースはもちろん、検証不可能なうわさも削除するという。
「たとえば、候補者がミャンマー市民ではなくベンガル人であるために、資格がないと偽って主張する投稿を削除する」(REUTERSより)
とFacebookは述べている。悪意のある表現の拡散防止に努めるFacebook
2017年にミャンマー国軍によりイスラム系少数民族ロヒンギャが弾圧され、数十万人が隣国バングラデシュへの逃避を余儀なくされた。国連の調査官は、Facebookが暴力をあおるヘイトスピーチを広める上で重要な役割を果たしたと結論づけており、Facebookはプラットフォーム上での悪意のある表現の拡散を防止できなかったという批判に直面。
その後は、そのようなコンテンツをプラットフォームからより迅速に削除するため、積極的に検出技術の向上に投資。現在ではAIを使用して、ビルマ語を含む45か国語で差別的な発言を特定できるという。
なお、ミャンマーの政党の公式Facebookページも地元パートナーの協力のもと検証し、すでに40を超える政党に認証済みバッジが与えられている。
(画像はREUTERSより)
外部リンク
Facebook improving hate speech detection ahead of Myanmar election
https://www.reuters.com/
Facebook expands misinformation policy in Myanmar ahead of polls
https://www.canindia.com/
Facebook touts beefed up hate speech detection ahead of Myanmar election
https://techcrunch.com/
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