2020-08-24 04:15
社会
ミャンマー国内外のロヒンギャ難民に対する新たな支援と解決策を

新型コロナウイルスの感染拡大で状況が更に複雑化
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が、ミャンマー国内外のロヒンギャに対する新たな支援と解決策が必要であると8月21日に求めた。2017年8月に起きたラカイン州での危機をきっかけに、バングラデシュなどに多くのロヒンギャ難民が流入した出来事からおよそ3年が経過しているが、多くの課題が残っている。
また、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、状況は更に複雑化しており、国際社会は難民とそのホストコミュニティに対するサポートを維持するだけでなく重要なニーズに応え、解決策の探索を更に進める必要があるとUNHCRが指摘している。
安全かつ持続的に帰還できる環境の構築が必要
ミャンマーは国際機関を含めて、国内のロヒンギャ難民が自由な移動ができるように制限を解除したり、市民権の取得を可能にしたりと、安全かつ持続的に帰還できる環境の構築に向けて取り組む必要がある。UNHCRは、ミャンマー国外において国際社会がロヒンギャ難民の尊厳と幸福を確保することに尽力し、彼らの希望を維持、そして将来の見通しの改善に向けて努力する必要があり、危機から4年目を迎えてもこの現状を忘れないことが大切だとしている。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNHCR/Antoine Tardy
外部リンク
UNHCR プレスリリース
https://www.unhcr.org/
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