ミャンマーニュース

ミャンマーの事実上のリーダーであるアウンサンスーチー国家顧問は8月4日、11月初旬の総選挙へ出馬することを正式に表明した。

スーチー国家顧問は同日、ヤンゴンからバゴー川を隔てたタンリン（Thanlyin）の町の選挙管理事務所で、出馬のための手続きを行ったという。

スーチー国家顧問は、ヤンゴン地方域カウム郡区（Kawhmu Township）から立候補するという。

なお、ミャンマーの総選挙は11月8日に予定され、連邦議会と州議会、および地方議会の1,171議席が争われる。

アウンサンスーチー国家顧問が率いるNLDは2015年の総選挙で大勝し、同氏はミャンマーの事実上のリーダーとなった。同氏の人気は5年たった今でも不動だという。

一方、政権を握った後、ラカイン州のロヒンギャ問題等で国際社会から批判が相次ぎ、2019年にはイスラム協力機構を代表してガンビアが国際司法裁判所（ICJ）へ提訴され、スーチー国家顧問は同年12月にICJで“ロヒンギャの破壊を意図した集団虐殺行為”に対して反論している。

また、スーチー政権は、国軍と民族武装グループによる国内紛争を終わらせるために和平交渉に努めてきた。しかし、国内情勢は悪化するばかりで、未だに全国停戦協定に署名していない反政府勢力が存在する。

（画像はRadio Free Asiaより）

外部リンク

Myanmar's Aung San Suu Kyi confirms contesting for second term
https://www.reuters.com/

Myanmar leader Aung San Suu Kyi declares intent to contest election
https://thenewdaily.com.au/

Myanmar’s Aung San Suu Kyi Makes Official Her Third Run For Yangon Seat
https://www.rfa.org/