2020-08-09 19:00
社会
【ミャンマー】ユニセフ、不発弾による子どもの死亡および負傷の急増に懸念

今年6ヶ月で37人の子どもが死亡
ユニセフは8月7日、地雷や不発弾によりミャンマーで子どもが死亡・負傷していることに関し、その数が急増していることに深く懸念を示した。ユニセフによると、2020年1月から6月の間に37人の子どもが地雷と不発弾により負傷し、9人が死亡したという。この6ヶ月間の死傷者数はすでに2019年全体の64%に達しており、その半数以上がラカイン州で起きている。
ミャンマーではしばしば地雷や不発弾により民間人の犠牲が出ているが、大人より体が小さい子どもたちは爆風の影響をより受けるという。また、不発弾はカラフルな場合が多く、子どもはおもちゃと間違える可能性がある。
2日続けて事故発生
ユニセフによると、7月30日と8月1日にも事故が起こり、3人の子どもが死亡したという。30日の事故はシャン州北部の村で発生。2歳から8歳までの6人の子どもが家の近くで遊んでいたとき、不発弾が偶然爆発したと伝えられている。負傷した6人の子どもは病院に搬送されたが、5歳の少女が約4時間後に死亡した。
また、1日の事故はラカイン州で発生。15歳の少年の死亡がその場で確認され、病院へ搬送された5人の子どものうち5歳の少年が後に死亡した。伝えられるところによると、子どもたちは不発弾で遊んでいたという。
(画像はユニセフ・ミャンマーより)
外部リンク
ユニセフ・ミャンマー
https://www.unicef.org/myanmar/
ユニセフ・ミャンマーのプレスリリース
https://www.unicef.org/myanmar/press/
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