2020-07-20 11:00
社会
ミャンマー保健当局、デング熱のリスクを警告

今年すでに20人死亡
ミャンマー保健・スポーツ省(Ministry of Health and Sports)は7月16日遅くに、デング出血熱感染の高い死亡リスクについて警告を発した。同省によると、2020年1月から6月27日までに2,862人がデング熱に感染し、20人が死亡したという。
なかでも20の郡区で感染が最も多く、1,069人が感染し、12人が死亡している。
蚊により媒介されたデング熱が最も多かった地域は、北西部に位置するザガイン地方域(Sagaing region)で、マンダレー地方域(Mandalay region)、モン州(Mon state)が後に続く。
ミャンマーでは2019年、2万4,345人がデング熱に感染し、少なくとも100人が死亡している。
なお、同省は4月上旬以降、モンスーン期に感染が多い病原媒介生物を含む一般的な疾患に対する予防策を実施している。
デング熱とは
デング熱とは、ネッタイシマカ(Aedes mosquito)などの蚊に刺されることで発症するデングウイルスの感染症である。3~7日の潜伏期間の後、急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、吐き気・嘔吐などの症状を伴う。比較的軽症のデング熱と、重症型のデング出血熱に分けられる。
通常、人から人へ直接感染することはない。ただし、輸血、血液製剤、臓器移植は例外となる。
(画像はDevdiscourseより)
外部リンク
Myanmar issues alert for dengue fever
https://www.devdiscourse.com/
Myanmar's health authorities issue alert for high mortality risk of dengue fever
http://www.xinhuanet.com/
Myanmar's health authorities issue alert for dengue fever
http://www.uniindia.com/
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