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2020-07-23 19:00

社会

「ビルマのゼロ・ファイター」と呼ばれるまで

少数民族
各少数民族武装勢力の団結に大きく貢献
2020年7月21日、NPO法人グレーターメコンセンターは井本勝幸氏を紹介した。

現在、グレーターメコンセンターの副理事長を務める井本勝幸氏は、ミャンマー少数民族から「ビルマのゼロ・ファイター」と呼ばれている。

ミャンマー政府・国軍に抵抗している、各少数民族武装勢力の団結に、井本勝幸氏は大きく貢献している。各少数民族武装勢力は最初、一枚岩ではなかった。

単身で武装勢力地域に飛び込んだ井本勝幸氏は、各武装勢力のリーダーを訪問、「和平実現のために力を合わせるべき」と説いた。

ミャンマー統一民族連邦評議会(United Nationalities Federal Council)の創設にも大きく貢献、コンサルタントとしても参画して、現在も活動中だ。

経済的自立による真の和平
東京農業大学卒の井本勝幸氏は、農業の専門家でもある。現地住民の経済的自立による真の和平を目指して、自己資金で農場を開設した。

現地住民に農業指導を行いながら、日本外務省の「NGO連携無償資金」を活用して、農業改良普及所(農学校)の設立にも取り組んだ。

その結果、ミャンマー少数民族地域4か所(カレン州、モン州、カヤー州、シャン州)に農業改良普及所が設立された。2018年(8月末)には、1860名の農業研修修了生を輩出、地域住民の農業支援活動も継続中だ。

(画像はNPO法人グレーターメコンセンターのホームページより)


外部リンク

NPO法人グレーターメコンセンター
http://npo-gmc.org/imoto/

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