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2020-07-19 20:45

政治

ジェトロ アジア経済研究所、ミャンマーが北朝鮮と国交を回復した背景を解説

北朝鮮
アウンサン廟爆発事件をきっかけに北朝鮮との国交を断絶
日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所の工藤 年博氏が、ミャンマーが北朝鮮と国交を回復した背景を解説した「世界を見る眼」のページを、同研究所が7月14日に更新している。

ミャンマーが北朝鮮と国交を断絶したのは、アウンサン廟爆発事件が北朝鮮による犯行であると断定したからだ。韓国の全斗煥大統領一行が「アウンサン廟」を訪れた際、爆弾が爆発し、副首相ら21人が死亡したのが同事件で、アメリカも北朝鮮をテロ国家に指定した理由の1つにしている。

ミャンマー及び北朝鮮の両国の思惑が一致して国交を回復
同事件から25年ほど経過した2007年4月26日に、ミャンマー及び北朝鮮の両国の思惑が一致し、国交回復に合意。北朝鮮は国際社会に事件解決をアピールしてテロ国家指定の解除を狙うほか、ミャンマーから食糧輸入を進めるためだと考えられている。

一方でミャンマーもアメリカから「圧政国家」と避難されており、北朝鮮と反米共闘態勢をきずくことで、北朝鮮からの武器供与などを期待しているとされている。

国交回復をきっかけに北朝鮮の使節団が、両国政府の「手打ち」を象徴するためにアウンサン廟の近くにあるシェダゴン・パゴダを参拝した。

(画像は日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所 ホームページより)


外部リンク

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所 「世界を見る眼」
https://www.ide.go.jp/

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