2020-07-18 21:45
社会
ヤンゴン市が福岡市に浸水対策に関する技術協力を要請

ヤンゴン市でも雨期になると道路冠水や家屋浸水が頻発
福岡市が、ミャンマー・ヤンゴン市から浸水対策に関する技術協力の要請があり、ヤンゴン市職員の能力向上に取り組んだと、7月13日に発表した。ヤンゴン市は集中豪雨が増加する中、都市化が進んでいることから雨期になると道路冠水や家屋浸水が頻発している現状がある。そこで度重なる浸水被害を経験し、浸水対策技術と豊富なノウハウを持つ福岡市に、浸水対策に関する技術協力を求めた。
この要請を受けて福岡市は、それらの技術やノウハウから、ヤンゴン市職員の能力向上に取り組むことになった。
昨年3月まで「ヤンゴン市道路排水能力改善事業」を実施
福岡市は上記の要請を受け、2016年3月から2019年3月にかけて「ヤンゴン市道路排水能力改善事業」を実施。JICAの「草の根技術協力事業」の採択を受けて行われたもので、ヤンゴン市職員の排水計画策定に関する能力向上などを図る事業となった。同事業においては、福岡市・道路下水道局から14回にわたって合計79人の福岡市職員を派遣したほか、3回にわたりヤンゴン市職員合計20人の研修を実施。「ヤンゴン市の排水状況把握と浸水原因解明」などを行った。
2020年1月から福岡市は、「草の根技術協力事業(第2期事業)」に引き続き取り組んでおり、排水施設の建設・維持管理についての技術協力のほか、ヤンゴン市にある水路内のゴミを減らすための市民啓発活動にも協力していく予定だ。
(画像は福岡市 ホームページより)
外部リンク
福岡市 「下水道事業の紹介」
https://www.city.fukuoka.lg.jp/
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