2018-07-11 19:00
社会
UNHCR、難民へさらなる脅威が迫る モンスーン期による状況の悪化で

世界最大規模と言われる難民キャンプ 地滑りなどの脅威が迫る
モンスーン期に入ったバングラデシュには、ミャンマーからのロヒンギャ難民が多く生活しているが、洪水や地滑りなどの脅威が迫っているとして、国連難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)が、7月9日のプレスリリースで現状などを発表した。ミャンマーで昨年8月に起きた危機から、多くのロヒンギャ難民がバングラデシュに逃れており、コックスバザールには世界最大規模と言われる難民キャンプが存在する。バングラデシュは現在、モンスーン期に入っており、大雨による洪水や地滑りなどの脅威が難民に迫る。
国連事務総長なども現地に入る 人道支援に必要な資金が足りず
アントニオ・グテーレス国連事務総長、ジム・ヨン・キム世界銀行グループ総裁が、7月になってからコックスバザールに入り、ロヒンギャ難民、人道支援団体へのヒアリングや、被災状況、様々な設備の視察を行った。これを踏まえ、国際社会にさらなる支援を呼びかけていく。ロヒンギャ難民のために、9億5000万アメリカ・ドル規模の人道支援プランが進行中ではあるが、必要な資金は全体の26パーセントしか集まっていないとしている。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNHCR/Adam Dean
外部リンク
UNHCR プレスリリース
http://www.unhcr.org/
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