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2018-07-07 12:00

社会

ミャンマー国境警察、無人地帯で遊ぶロヒンギャの少年に発砲か

ロヒンギャ
「武装していない子供が脅威に見えるのか?」
複数の報道によると、バングラデシュ・バンダーバン(Bandarban)の国境近くにある無人地帯(No man's land)でサッカーをしていたロヒンギャの少年が、ミャンマー側から発砲を受け、負傷したという。

11歳の少年は太ももに傷を負い、治療のためにキャンプ内にある国境なき医師団(MSF)が運営する病院に急行。その後、バングラデシュ・コックスバザール(Cox's Bazar)にある赤十字病院で治療を受けている。

コミュニティリーダーのモハマド・アリフ(Mohammad Arif)氏は、
「武装していない子供が脅威に見えるのか?非武装の民間の子供たちに発砲したことは恥ずべき行為だ」(mizzimaより)
と怒りをあらわにした。

バングラデシュ当局によると、ミャンマー側の国境警察(Myanmar Border Guard Police)の巡回は午後4時半頃で、無人地帯でサッカーをしていた15~20人の少年が一方的な発砲を受けたという。

このような状況から、ミャンマー国境警察による発砲と見られている。

国境警察とは特定できないミャンマー側からの発砲
この事件が発生したのは、ミャンマーがバッファー・ゾーン(buffer zone)あるいはゼロ・ライン(zero line)と呼ぶ無人地帯で、有刺鉄線のフェンスが設けられている。

無人地帯とは、どの勢力からも占有されていない土地のことだ。

バングラデシュ国境警察の指揮官は、無人地帯のミャンマー側から発砲があったとする一方、ミャンマーの国境警察による発砲かどうかは不明だとして、
「抗議文書を送付する」(mizzimaより)
と述べている。

ミャンマーとバングラデシュは昨年11月、ロヒンギャ難民の帰還について合意しているが、彼らの帰還は遅れているのが現状だ。

バングラデシュにある避難民キャンプで暮らすロヒンギャの多くは、安全性と市民権が保証されるまでミャンマーに戻ることを拒否している。

(画像はmizzimaより)


外部リンク

Myanmar forces shoot, injure refugee boy: community leaders
http://www.mizzima.com/

Myanmar police fire on children playing football; 1 hurt
http://www.theindependentbd.com/

Myanmar BGP shoots Rohingya child on Bandarban border
https://www.thedailystar.net/

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