2018-07-09 06:00
社会
国境なき医師団、ロヒンギャ難民のキャンプで清潔な水の確保を急ぐ

62万人のロヒンギャ難民 モンスーン期で更なる苦境を迎える
医療・人道援助を行っている国際NGOである国境なき医師団(MSF)が、バングラデシュがモンスーン期を迎え、ロヒンギャ難民のキャンプで清潔な水の確保を急いでいると、7月5日のプレスリリースで発表した。ミャンマーからバングラデシュに逃れてきたロヒンギャ難民62万人が暮らすクトゥパロン・バルカリ難民キャンプでは、モンスーン期を迎えたことで、土砂崩れや洪水が懸念されている。
このように、大雨による土砂崩れや洪水の危険がある区域に住む難民は、安全な場所へ移動を始めているが、新たな仮設居住区域では、いまだにインフラが整っていない現状がある。
現地スタッフが浄水器を配布 病気の予防には清潔な水の確保を
大人数のロヒンギャ難民が移動した新たな仮設居住区域には、しっかりとした衛生環境が整っておらず、大雨による洪水で水が汚染されていることもある。感染症の拡大にもつながるため、国境なき医師団の現地スタッフが浄水器を配布。また、ほかの区画では、モーターポンプ付きの深井戸を25基設置するなど、清潔な水の確保を急いでいる。
(画像は国境なき医師団 ホームページより)
外部リンク
国境なき医師団 プレスリリース
http://www.msf.or.jp/
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