2018-07-05 19:00
政治
国連総長と世界銀行総裁、ロヒンギャ問題でミャンマーに圧力

ハシナ首相を交えた会談で「ミャンマーがするべきことを理解させる」
7月1日、バングラデシュのダッカで、ハシナ首相とアントニオ・グテーレス国連事務総長、ジム・ヨン・キム世界銀行総裁が会談を行い、ロヒンギャ問題について議論した。会談はバングラデシュのハシナ首相オフィスで行われた。グテーレス総長は、ミャンマーがロヒンギャ問題についてもっと行動すべきだと述べ、ミャンマーがするべきことを理解するよう、大きな圧力をかけると主張した。
また、国連および世界銀行は、今後もバングラデシュへのサポートを継続することを約束した。
バングラデシュの対応を評価、継続支援を表明
ハシナ首相は、ロヒンギャ問題の現状を2人に説明した。バングラデシュは人道的観点から、110万人のロヒンギャ難民が収容できる避難所を用意し、ヘルスケアをはじめとするさまざまなケアを提供している。また、より良い条件で生活できる場として、10万人が移住できる島の準備も進めているという。
グテーレス総長とキム総裁は、国際社会はロヒンギャ問題について、バングラデシュと連帯していることを改めて表明するとともに、バングラデシュ政府の対応を評価した。
首相は、難民の存在が地元住民に悪影響を与えていることも報告した。両国政府はロヒンギャのミャンマー帰還について合意しているが、状況は変わっていない。
グテーレス総長とキム総裁は2日、ロヒンギャ難民が避難生活を送っているコックスバザールを視察する。
(画像はThe Daily Starより)
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The Daily Star
https://www.thedailystar.net/
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