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2018-06-22 05:15

社会

カチン州のミッチーナー刑務所にクリニックを設置

カチン州
結核治療に重点を置く
スリーミレニアム開発目標基金(3MDG基金)は、6月18日に、カチン州のミッチーナー刑務所において、新しいクリニックを初めて内務省へ引き渡した。

引き渡しの式典は、スポーツ・保健省の下で活動している保健所の所長、カチン州の刑務所所長、カチン州保健局長、3MDGを代表するプログラムのリーダーによって開催され、保健所の所長が、ミャンマーの4つの刑務所にクリニックを設置してくれたことに対し、3MDG基金に謝意を示した。

ミッチーナー刑務所のクリニックは、4つのうちの最初のもので、その他は、シャン州にあるラーショー刑務所、ヤンゴン地域のインセイン刑務所、マンダレー地域のマンダレー刑務所に設置された。これらの設置費用は120万ドルである。

施設では、住民の多い地域における重大な健康問題である結核治療に重点を置いた基本的な医療サービスが提供されることとなっている。

基金により4つの刑務所に設置
ミャンマーの刑務所では囚人が過密状態にあり、医療サービスへのアクセスが制限されているため、結核やHIV、肝炎、コレラなどの伝染病の影響を非常に受けやすい。

また、ミャンマーの刑務所では、囚人65,000人から70,000人のうち半数は、薬物犯罪に関連する判決によって服役しており、過密状態の結果、薬物使用や薬物売買が頻繁に行われている。

3MDG基金は、2014年以来、ミッチーナー刑務所と18の労働収容所を含む43の刑務所において、国家結核プログラムを支援してきた。そして、保健・スポーツ省とアジアハームリダクションネットワークと協力して、金銭的な支援を提供するとともに、チン州バモーにある2つの刑務所と、サガイン地域のカレーミョにある刑務所において保健サービスを提供している。

3MDG基金が利用されると、新しいファンドは医療ファンドへのアクセスとして特定され、医療公正の向上に焦点を置いている。健康のための新しいマルチドナー信託基金は、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカという4つの資金提供者とともに、2019年に開始される予定である。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/19/06/2018/id-13905

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