2018-06-20 21:00
社会
ヤンゴンと周辺地域を結ぶ橋プロジェクト、工事遅延に抗議

テインセイン政権の6年前から計画 設計変更などで延期を繰り返す
6月17日、ヤンゴン市内のダラ地区で、ダラとヤンゴン市街地を結ぶ橋の建設工事について抗議デモが行われた。集まったのはダラ、Twante、Kawhmu、Kungyangonなど、エーヤワディー川周辺の住民1000人以上。ヤンゴン市街地と同地域を結ぶミャンマー・韓国友好橋の工事が遅れていることに抗議した。
橋建設計画は2012年、当時のテインセイン大統領が韓国に訪問した際にスタートした。韓国が設計デザインを提案したが、橋の高さや距離の変更などが重なり、延期を繰り返している。
2015年、議会は橋の建設を許可し、建設費用の予算も決定。2017年から工事を始め、2021年には完成の予定だった。しかし、今年1月、隣接する港やターミナルを利用する船との関係で建設を見直すことになり、工事はまた延期された。
地域の経済・社会的発展が停滞 フェリーの危険性も
プロジェクトの対象となる地域では、建設のために公共施設や家屋、店舗などが取り壊された。住民はその報酬を受けているが、開発の遅れは地域の経済や社会に大きな影響を与えている。日常的にフェリーでヤンゴンに渡らなければならない不自由さと危険も改善されていない。1979年には100人が死亡したフェリー事故もあったという。3ヶ月前には4人が死亡、今月13日にも4人が死亡する転覆事故が起きた。
抗議メンバーは、
この橋が完成すれば地域の開発と健康に大いに役立つ。ダラ地区の人々は雇用機会も失っている。できるだけ早くプロジェクトを進めてほしい。(ELEVENより)
と語っている。
(画像はELEVENより)
外部リンク
ELEVEN
http://www.elevenmyanmar.com/local/14154
Myanmar Times
https://www.mmtimes.com/
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