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2018-06-09 07:45

社会

日本赤十字社、大規模人口移動における健康リスクに対応できる人材を育成

日本赤十字社
69万3,000人もの難民がミャンマーからバングラデシュに
紛争・災害・病気などで苦しむ人を救うために、あらゆる支援活動を展開する日本赤十字社が、H.E.L.P. in JAPANを開催すると、6月1日のプレスリリースで発表した

2017年8月にミャンマー・ラカイン州で起きた危機をきっかけに、69万3,000人(4月23日現在)もの難民がバングラデシュに逃れている。

日本赤十字社はこれに関し、世界で最も速いペースで拡大した人道危機となっていると指摘。H.E.L.P. in JAPANを開催し、大規模人口移動で懸念される健康リスクに、適切な対応ができる人材の育成を行っている。

第8回H.E.L.P. in JAPANを 清水宏子看護師も修了
日本赤十字社は2003年以来、日本赤十字九州国際看護大学とともにH.E.L.P. in JAPANを開催。問題解決の意思決定に必要な知識や公衆衛生の基礎知識、そして紛争及び大規模自然災害の被災地で、救援活動にあたるときの倫理的行動規範を習得させるための研修となっている。

同研修は9月にも開催が予定されており、第8回を迎える。バングラデシュ南部避難民事業に従事していた清水宏子看護師もH.E.L.P. in JAPANを修了し、感染症の原因である水衛生について学んだ知識や、下痢疾患の患者のマッピング演習などを受け、現場で実践に移すことができたとしている。

(画像はプレスリリースより)
(C)日本赤十字社


外部リンク

日本赤十字社 プレスリリース
http://www.jrc.or.jp/

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