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2018-06-04 06:00

経済

ミャンマー政府、無線通信インフラ加速で「インテルサット」と関係拡大

インテルサット
新たな人工衛星を利用
米国ワシントンDCに本拠地を置く国際電気通信衛星機構の「インテルサット(Intelsat)」は6月1日、ミャンマーにおける無線通信インフラの展開を加速するため、同国の運輸・通信省(Ministry of Transport and Communications:MOTC)との関係を拡大したことを発表した。

インテルサットによると、2019年に既存の人工衛星「インテルサット902」に取って代わる予定のKuバンドおよびCバンド衛星「インテルサット39」のサービスをMOTCは利用するという。

ミャンマーでは、独自の通信衛星システム「ミャンマーサット2(MyanmarSat-2)」を展開する計画を進めているが、「インテルサット39」を利用することで、既存のネットワークだけでなく、通信事業者とメディア企業のネットワークも大幅に強化できるようになる。

また、インテルサットは、2022年までに人口の95%がブロードバンドへのアクセスを可能にするというMOTCが推進する目標を支援するという。

デジタル的に包括的な社会を構築
MOTCの事務次官は、
「インテルサットとの関係を拡大することで、グローバル化されたネットワークによって生成されるパワーと効率性は、ミャンマーのネットワークインフラを強化し、都市以外のブロードバンド接続を拡大し、国民への教育、保健、メディアおよび政府サービスの提供も強化するだろう」(プレスリリースより)
と喜びを語った。

また、インテルサットとのパートナーシップにより迅速で持続可能な高品質のブロードバンドにアクセスできるようになるため、メディア、エネルギー、銀行などの部門の拡大を支援し、ミャンマーのさらなる経済発展の促進も期待される。

インテルサットのCEOであるStephen Spengler氏によると、よりデジタル的に包括的な社会を構築するためには、ブロードバンドの接続に関する課題を解決する新鮮なアプローチが必要だという。

(画像はインテルサットより)


外部リンク

インテルサット
http://www.intelsat.com/

インテルサットのプレスリリース
http://www.intelsat.com/news/

ミャンマー運輸・通信省
http://www.motc.gov.mm/

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