2018-06-04 17:15
社会
バングラデシュ政府、ミャンマーからの難民のために「サイクロン対策プログラム」を実施

ボランティア育成プログラム「サイクロン対策プログラム」を支援
国連の難民支援機関である国連難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)が、ミャンマーからの難民のために、「サイクロン対策プログラム」を支援していると、5月31日のプレスリリースで発表した。バングラデシュ政府が実施しているボランティア育成プログラム「サイクロン対策プログラム」だが、今年初めて、およそ60万人の難民が暮らすバングラデシュ南東部の難民キャンプにも適用され、UNHCRとパートナー団体が支援している。
災害が起きたときの初動をシミュレーションなどから学ぶ
この「サイクロン対策プログラム」は、数十年前から始まっており、プログラム修了者には軍手や長靴、ヘルメット、笛、懐中電灯などを支給。これまでに、およそ500人が参加し、それぞれの地域でボランティアとして活躍している。現在は、災害が起きたときの初動について、参加者20人がシミュレーションや劇、歌などを通じて学んでいる。このプラグラムがバングラデシュに導入されてから、サイクロンによる被害者は劇的に減少した。
UNHCRは、多くのボランティアが育成されることで、難民キャンプでも被害が軽減されることに大きな期待を寄せている。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNHCR/Roger Arnold
外部リンク
UNHCR プレスリリース
http://www.unhcr.org/
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