2018-05-25 05:00
社会
雨期が近づき清潔な水の確保を急ぐ 電動ポンプを深井戸に設置

巨大な難民キャンプ 国境なき医師団の現地スタッフが作業を
医療・人道援助を行っている国際NGOである国境なき医師団(以下、MSF)が、ミャンマーから逃れているロヒンギャ難民のために、清潔な水の確保に向けた活動を続けていると、23日のプレスリリースで発表した。モンスーンなどによる雨期が近づき、清潔な水の確保が急務になっていることから、MSFがクトゥパロン・バルカリの巨大な難民キャンプにおいて、深井戸から清潔な水をくみ上げる電動ポンプを設置するなどの対策を進めている。
汚染された水源も多く 1日5リットルの飲料水を4,000人に
医療とともに、水は生命の維持には欠かせない非常に重要なもの。人口が拡大し続ける中で、雨期によって洪水が発生し井戸が汚染してしまうと、飲料水がなくなるだけでなく、水が媒介する病気も増加していく。また、人口密度が大きいほかの難民キャンプでは、既に汚染された水源が多く存在する。今回MSFは、クトゥパロン・バルカリ難民キャンプの新規拡張区画において、深さおよそ37メートルの深井戸を設置。1日5リットルもの飲料水が4,000人に届けられるとしている。
(画像は国境なき医師団 ホームページより)
外部リンク
国境なき医師団 プレスリリース
http://www.msf.or.jp/
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