2018-05-28 01:00
社会
最も人口が密集する難民キャンプで拡張工事が進む 土地が足りず

2018年にはおよそ5,000人が到着 昼夜を問わず作業を
医療・人道援助を行っている国際NGOである国境なき医師団(MSF)が、世界で最も人口が密集する難民キャンプで拡張工事が進むも、土地が全く足りていないとして、その現状を24日のプレスリリースで発表した。昨年8月にミャンマーのラカイン州で起きた危機から、多くのロヒンギャ難民がバングラデシュに逃れてきており、2018年だけでも5,000人もの難民が到着した。
世界で最も人口が密集するクトゥパロンのバルカリ難民キャンプでは、拡張区域を新しくつくる工事が昼夜を問わず進む。丘陵地帯に120エーカーの広さの新しい難民キャンプがつくられたが、それでも用地が全く足りない現状があるとした。
1万人に100エーカーが必要 難民キャンプ全体の15%が冠水
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、難民1万人につき100エーカーが必要だとし、およそ680エーカー以上の用地がバングラデシュ政府から提供される計画もあるが、不十分だと指摘する。また、雨期における激しい雨などによって、難民キャンプ全体の15%が冠水する恐れもあり、MSFは最悪の事態に備え活動を続けている。
(画像はプレスリリースより)
(C)MSF
外部リンク
国境なき医師団 プレスリリース
http://www.msf.or.jp/
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