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2018-05-21 22:45

社会

国連WFPとIOM、UNHCRが安全な土地を用意 災害を前に多くの難民の移動を

ロヒンギャ
12エーカーの安全な土地 ロヒンギャ難民や地域の住民の協力も
飢餓のない世界を目指す国連の人道支援機関である国連世界食糧計画(以下、国連WFP)が、自然災害などのリスクが高まり、ロヒンギャ難民に危険が迫っていることを受けて、安全な土地の整備を完了させたと、18日のプレスリリースで発表した。

国連WFPは、IOM(国際移住機関)及びUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)との共同事業の一つとして、ロヒンギャ難民のおよそ500の家族に、新たな居住施設が提供できる12エーカーの安全な土地を用意した。

ロヒンギャ難民や地域の住民3,500人以上が重機を駆使して、人々が移動できる安全な土地の整備に協力。人だけでなく、シェルターや水・衛生・教育関連設備の移動も可能だとしている。

約20万人が洪水や地滑りに遭う可能性も 1年で最も危険な時期
バングラデシュ政府が今後のロヒンギャ難民の移動先として、約500エーカーの土地を割り当てている。しかし、国連WFPは、丘の多いコックスバザールの地形によって、モンスーンの時期を前に移動させることは難しく、土地も限られているとしている。

ムハンマド・アブル・カラム難民救済機関担当コミッショナーも、一年で最も危険な時期であると指摘。3つの機関が連携して実施する「土地整備技術プロジェクト(SMEP)」によって、バングラデシュ政府を支援し、6月からのモンスーンの時期を前に、時間との戦いを続けている。

(画像はプレスリリースより)
WFP/Saikat Mojumder


外部リンク

国連世界食糧計画 プレスリリース
http://ja.wfp.org/

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