2018-05-20 06:00
社会
ユニセフが難民キャンプで生まれた赤ちゃんの数を発表 9か月で16,000人にも

難民キャンプ&仮設居住地区で毎日60人以上が生まれる
世界中の子どもの権利と健康を守るために活動する公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)が、ロヒンギャ難民キャンプと仮設居住地区で生まれた赤ちゃんの数が、9か月で16,000人にも上っていると、18日のプレスリリースで発表した。ミャンマー・ラカイン州で起きた危機から9か月、バングラデシュ・コックスバザールのロヒンギャ難民キャンプと仮設居住地区で、毎日60人以上もの赤ちゃんが生まれており、合計で16,000人にも上っていると明らかにした。
多くの性的暴力なども 保健施設で出産する母親の数も少ない
また、保健施設で出産する母親の数は全体のわずか18%になっており、昨年9月以降に同施設で生まれた赤ちゃんの数は、3,000人にとどまっている。性的暴力などの被害を受けた女性も多く確認されている。しかし、最も弱い立場に置かれ、社会からも取り残されることもあるため、なかなか被害者は報告できないことも多い。
ユニセフは、出生登録されていない「不可視」の子どもも多くいるとしており、命に関わる基本的サービスなどを受けさせるため、出生登録をするように働きかけを行っている。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF_UN0139593_LeMoyne
外部リンク
公益財団法人日本ユニセフ協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp
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