ミャンマーニュース

ミャンマー北部カチン州のHpakant郡区にあるヒスイ鉱山で5月4日未明に地滑りが発生し、17人が死亡、9人が負傷した。

地滑りが発生したのは午前4時ごろで、労働者達は捨てられたヒスイの破片を拾い集めていたという。

地元の行政官Daw Nilar Myint氏は、と述べた上で、とつけ加えた。

犠牲者はヒスイ産業から利益を得ていない渡り労働者や貧しい地域住民で、巨大な産業掘削業者が残した瓦礫の中から、ヒスイの破片を探し求めていたという。

ミャンマーは世界でも主要なヒスイの産地で、多くの鉱山は中国企業、旧軍事政権の指導者、民族の軍隊に関連した企業が所有している。

10年間鉱山でヒスイの破片を拾い集めていたKo Aung Myint San氏は、と状況を説明した。

ミャンマーの鉱山では頻繁に地滑りが発生しており、2015年に100人以上の犠牲者を出した地滑りの後、政府は規制を強化すると約束していたが、状況は変わっていない。

なお、環境擁護団体グローバル・ウィットネス（Global Witness）は、2014年のミャンマーのヒスイ生産価値を約310億ドルとしており、専門家はその大部分が中国に密輸されたと推測している。

（画像はFrontier MYANMARより）

外部リンク

17 dead in Myanmar jade mine landslide
https://frontiermyanmar.net/

More Than A Dozen Killed as Debris Mound Collapses at Mine in Hpakant
https://www.irrawaddy.com/

Myanmar jade mine slag heap collapse kills at least 14
https://www.reuters.com/