2018-05-01 19:00
社会
ヤンゴンのゴミ廃棄場火災、有毒な煙で健康被害

すでに救急車が60回出動
ミャンマーの最大都市ヤンゴンの郊外にあるゴミ廃棄場で火災が発生した問題で、煙や一酸化炭素により、近隣住民が健康被害を受けているという。火災はHlinethaya郡区のゴミ廃棄場で4月21日午後に発生し、その後、燃え続けている。
ミャンマー情報省によると、煙や一酸化炭素により近隣住民に健康被害が及んだため、近くの村に5つのクリニックを設置し、治療を行っているという。
すでに救急車が60回ほど出動しており、必要があれば病院への搬送も行っている。
Hlinethaya郡区の人民病院の医療責任者Thida Soe博士は、
「3歳の子どもを含む4人の患者が、煙を吸ったため、今日治療を受けた」(プレスリリースより)
と現状を語った。3日以内に煙を制御
消防サービス部門の副局長であるU Myat Thu氏によると、当局は29日に状況を見直し、ゴミ廃棄場を4つのゾーンに分け、同日に第1ゾーンで煙対策を開始したという。同氏は、
「今日は成功を収めた。我々は3日以内に、残りの3つのゾーンでも煙を制御することを目指す」(プレスリリースより)
と今後の予定を明らかにした。有毒な煙を制御する作業は、消防士、兵士、ヤンゴン市開発委員会のスタッフ、約900人のボランティアで行われているという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/news/
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