2018-04-29 05:00
社会
象保護団体が警告 中国オンライン市場で象皮膚の需要拡大

粉末にして薬、ビーズにしてアクセサリーに利用
中国のオンライン市場で、ミャンマー象による皮製品の需要が拡大している。象の保護グループが警告を発した。丈夫な象の皮は、粉末にして人の胃や皮膚病の治療に利用されている。また、ビーズをつくりアクセサリーとして利用する例もある。
イギリスの象保護団体エレファントファミリーによれば、象の皮を使った製品はインターネット上でプロモーション・販売され、その人気は益々高まっているという。同団体はインターネット市場を調査し、購入者を装って販売者から詳細を聞き出した。
象皮のビーズを「発明した」という中国人女性の販売者は、ミャンマーとの国境地域で素材を手に入れている。その仕入れは「長期的かつノンストップ」だと語っているという。
年齢性別問わずターゲットに 「ミャンマーは急激に象を失っている」
象牙と異なり、皮膚は象の年齢性別を問わずターゲットになる。大きな象牙を持つ象は多くないが、皮膚は無差別に手に入る。団体のディレクターBelinda Stewart-Cox氏は、このことが、象が安全ではないことを意味しているという。皮膚製品の販売が、直接密猟の増加につながっているか、証明するのは難しい。しかし、象の違法捕獲は急激に増加しており、他に説明できる理由はないという。
ディレクターは、
ミャンマーはあまりにも多く、ハイスピードで象を失っている。(Frontier Myanmarより)
と述べている。
(画像はThe Straits Timesより)
外部リンク
Frontier Myanmar
https://frontiermyanmar.net/
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