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2018-05-03 05:00

社会

MSF、クトゥパロン・バルカリ難民キャンプの中心部に「丘の上の病院」を新設

国境なき医師団
難民およそ70万人の場所に すぐに見つけられる病院を新設
医療・人道援助を行っている国際NGOである国境なき医師団(MSF)が、クトゥパロン・バルカリ難民キャンプの中心部に病院を新設したと、5月1日のプレスリリースで発表した。

クトゥパロン・バルカリ難民キャンプには、ミャンマーからのロヒンギャ難民およそ70万人が逃れている。MSFは4月に、その難民キャンプの中心部において、誰でもすぐに見つけられる「丘の上の病院」を新設した。

呼吸器障がいなどの急患も対応 コレラなどの流行にも備える
「丘の上の病院」では、呼吸器感染症や下痢など、難民キャンプでよくみられる疾病はもちろん、外傷、呼吸器障がいなどの急患への対応も行う。また、モンスーンやサイクロンといった雨期に多くなるコレラや、E型肝炎などの流行にも備えていく。

また、MSFが150メートル以上深く掘削した井戸があり、「丘の上の病院」に水を供給しているが、難民キャンプ全体には、きれいで安全な水を十分に届けられていないという問題も残る。雨季で水と蚊によって媒介される病気の流行も懸念されており、衛生環境の改善も大きな課題だとしている。

(画像はプレスリリースより)
(C)Dean Irvine/MSF


外部リンク

国境なき医師団 プレスリリース
http://www.msf.or.jp

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