ミャンマーニュース

ミャンマーの新年を祝う水かけ祭り「ティンジャン」が4月13日から16日にかけて行われ、期間中の事故や犯罪等の状況が明らかとなった。

ミャンマー情報省によると、今年のティンジャン祭りで犯罪や事故は発生したものの、当局がセキュリティを強化したため、過去数年間に比べ、その件数は減少したという。

昨年は期間中に1,073件の事件が発生し、285人が死亡した。一方、今年は30人以上の死亡者、130人以上の負傷者が出たものの、全体の事件数は79件にとどまった。

ミャンマーでは毎年、ティンジャン祭りで多くの傷害事件や事故が発生し、数十人の死者が出る。

首都のネピドー連邦領（Nay Pyi Taw union territory）では8件の事故や犯罪が発生し、3人が死亡、2人が負傷。また、カチン（Kachin）州では4件発生し、6人が死亡、2人が負傷した。

カレン（Kayin）州では1件発生し、死亡者は出ず、負傷者は1人となっている。一方、ザガイン地方域（Sagaing Region）では7件で、2人が死亡、37人が負傷したという。

また、バゴー地方域（Bago Region）では4件で、3人が死亡し、4人が負傷。マグウェ地方域（Magway Region）では14件と多く、2人が死亡、22人が負傷している。

マンダレー地方域（Mandalay Region）でも16件と多く、2人が死亡、16人が負傷。モン（Mon）州では5件発生し、1人が死亡、15人が負傷した。ラカイン（Rakhine）州では2件で、死亡者は出なかったものの、4人が負傷した。

さらに、ヤンゴン地方域（Yangon Region）では9件、9人が死亡し、19人が負傷している。昨年ヤンゴンでは223件の事件が発生。44人が死亡し、111人が負傷しているので、かなり減少したことになる。

シャン州では3件、1人が死亡し、7人が負傷。エーヤワディ地方域（Ayeyarwady Region）では6件、2人が死亡し、4人が負傷したという。

新年を祝う祭りが悲劇の1日にならないことを願うばかりだ。

（画像はミャンマー情報省より）

外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/

ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/