2018-04-20 05:15
社会
JICA、ミャンマーからの避難民への給水支援へ 深井戸の掘削などを開始

深井戸の掘削を開始 安全な水の確保に向けて新たな給水支援を
日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う機関で、開発途上国への国際協力をしているJICA(ジャイカ)が、ミャンマーからの難民のための安全な水の確保に向けて、新たな給水支援をしていくと、13日のプレスリリースで発表した。2017年8月以降にミャンマーからバングラデシュへ逃れている難民は、およそ80万人にも上っているとされている。特にコックスバザール県ウキア郡にあるクトゥパロン避難民キャンプでは、およそ60万人が生活しており、およそ5,000本ある浅井戸は、水の過剰なくみ上げにより、水源が枯渇しつつある。
JICAは病気の流行の懸念などもあることから、安全な水の確保が必要だと考え、掘削機を活用し、キャンプで深井戸の掘削を開始した。
給水施設と組み合わせ、およそ4万人に安全な水を届ける
深さおよそ400メートルの深井戸と、JICAが建設を支援する給水施設を組み合わせることにより、水質を集中管理しながらおよそ4万人に安全な水を届けていく。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国際移住機関(IOM)の担当者などからは、可能であれば、キャンプ内の他の区画にも広げていきたいという声があったとしている。
(画像はJICA ホームページより)
外部リンク
JICA プレスリリース
https://www.jica.go.jp/topics/2018/20180413_01.html
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